浮遊要塞タラゼド
中枢部をずんずんと進み、最奥にネロが!
サギ「ネロ!今までの借り、返させてもらう!」
ネロ「遅かったな。ちょうどマキナの調整が終わったところだ。見ろ、便利なモノを造ったのだ。人なんぞよりよっぽど扱いやすい。」
ギロ「御託はあの世で並べるんだな。サギ、とっとと終わらせるぞ。」
ネロ「フン、そう簡単にいくかな?」
サギ「いくさ!いかせてやるさ!もう考えるのはお終いだ。理屈じゃない。こころの中の何かがお前を消し去れって言ってる!
僕はそれに従う!消えてなくなれよ!ネロ!!!」
タンカを切ってVSネロ。ここは連戦のようで、まずは「マキナンギス」というマキナの化け物から退治。
マキナンギス×2体→マキナンギス×4体→マキナンギス4体&ネロ、と3連戦。
マキナンギスを全て壊さないとネロに攻撃が当たらなくて。タイミング悪いとガードされちゃうし。まあそれほど苦戦はしなかったけど。ギロの全体攻撃が強力だったから〜vvvvvあっさりネロ退治(笑)。
ネロ「まだ・・・終わりではない・・・。まだマキナは使える・・・。殺られて・・・たま・・・るかッ!」
ボードを操作して壊した筈のマキナンギスが復活!
サギ「なんだと!?」
ネロ「そうだ!いいぞ!あいつらを喰ってしまえ!!」
ここでカプセルに捕獲されていた遺児が反応を起こして・・・。もしかして私とサギのこころに共鳴した?手助けをしてくれます。マキナンギスのショートを引き起こし、サギ達の方ではなく、ネロに向き直り・・・。
ネロ「な、何だ!?どうした!?ヒィッ!!」
喰ってしまえ!と指示を出したネロが逆にマキナンギスに喰われ、絶命。
ギロ「相応しい最期だな。」
ミリィ「これで・・・終わったの?」
サギ「そうさ、これで終わりだ。さあ、戻ろう!みんなに伝えなきゃ。」
ギロ「待て、サギ。どうやらまだ終わりじゃなさそうだ。」
ネロの身体が闇に包まれ、声が辺りに響き渡ります。むっ、この嫌みったらしい声は・・・!
ワイズマン「匂う・・・。人のこころの匂い・・・。いる・・・。こころの力を溢れさす者・・・。心地良い・・・。恨みのこころ・・・。
くくく・・・。千年彷徨い続けたのも無駄ではなかった・・・。」
サギ「ワイズマン!?」
ミリィ「やだ・・・。起き上がってくる!」
ギロ「ネロのこころを喰らっておるんだ!」
ネロ=ワイズマンとしてキメラのような姿で復活しやがった!!
ネロ=ワイズマン「神ともつかぬ半端なこころを共有する愚かな少年よ・・・。殺戮兵器にこころを残した哀れなツガイよ・・・。
マキナに依存する人ともつかぬ悲しき少女よ・・・。くくく・・・フフフ・・・ハーッハハハハハ!!!
我と共にあれ!」
VSネロ=ワイズマン。いきなり3人のリレーコンボが決まり、あっさり戦闘終了(笑)。しかし最後っ屁(笑)で、衝撃波を3人に向けて放ち、3人とも倒れてしまいます。あ〜!みんな、頑張って・・・!!
ネロ=ワイズマン「くくく・・・。さあ、我と混じるのだ・・・。くくくくくく・・・。」
サギ「くそッ・・・!立たなきゃ・・・!立たなきゃやられる!!―――!?」
起き上がろうとするサギに肩を貸してくれた人物が・・・。こ、この後姿はもしかして!!?
ティスタ「立てるか?サギ、アサコ。」
サギ「ティスタ!」
ティスタ「いいか?あいつのこころに惹かれてはダメだ。自分のこころを信じろ。」
ネロ=ワイズマン「ふん、一つこころが増えたか?くくく・・・。いいだろう。まとめて呑み込んでくれる!」
て、ティスタ〜〜〜っっ!!!ここでかなりうるうる来ました。次のシーンで涙のツボ一気にスイッチオン。また衝撃波を放ってくるネロ=ワイズマン。ここでガードしてくれたのが・・・!
サギ「くッ!」
ピエーデ「相手の動きはよく見る事。ちゃんと教えてあげたのに、忘れちゃったの?」
サギ「ピエーデ!!」
ペッツ「握りが甘くなってるぞ。お前の刀は片手じゃ無理なんだ。しっかり持てと言ったろう?」
ポルコ「おーい、大丈夫!こっちの2人も生きてるよ!」
サギ「ペッツ!ポルコ!」
み、みんな・・・!!涙が溢れました。こういう展開にすっごい弱いんですよ、私・・・!!
ティスタ「マーノ、いや、アサコ。そしてサギ。俺達はずっと見ていた。お前のしてきた事は間違っちゃいない。」
ペッツ「そうだ。自信を持ってやれ。その自信があれば、あいつに呑み込まれる事もない。」
ピエーデ「そう、そして不安になったら、一番大事な人を思い出すの。」
ポルコ「自分をしっかり持って!・・・おいらにゃまだよく判らないけど、アサコとサギならきっと出来るよ。」
ティスタ「じゃあ、な。」
ここで4人とお別れ。手を振ってそれぞれ消えていきます。有難う、みんな有難う・・・!!
4人に力を貰い、再度ネロ=ワイズマン戦。
一撃一撃は重かったけど、「エリクサー」&「マナの書」を効果的に使う事が出来たので、こちらも結構あっさりと倒せてしまいました。前作のラスボスも2ターン撃破(細かくは1ターンと3分の1)だったけど、今回も4ターンくらいで倒せましたよ。1000年前のギロの方が明らかに強いと思うんですけど・・・。必殺技が規格外に強力って事もあるのかな?
サギ「なんとか・・・倒せたね。」
ミリィ「少しでもこころに隙を見せたら、取り込まれてしまうところだった・・・。でも、もう呑まれると思った時、サギの顔が
こころに浮かんだの。だから私・・・頑張れた。それとポンコツ人形の事も思い出してあげたわ。こころの端っこ〜の方にね。」
ギロ「ほう、ぬしもか。奇遇だな。わしもそうだぞ。鬼のような形相のぬしが出てきおってな。こりゃまだ終われぬと思ったぞ。」
いいなあ!いいなあミリィとギロのやり取り!!ゴイスー萌えるよこういう会話!!!
ミリィ「ふふふ、ねえ、サギは誰を思い浮かべてこらえたの?」
サギ「ぼ、僕は・・・。」
ここで選択肢。結構迷った(笑)。私とジーナとギロと迷ったけど、本能の赴くままに「ギロだったかな」を選んだ(笑)。
直後タラゼドがいきなり揺れだし、危険な状況に!出口を目指す3人。しかしあの用途不明のマキナから触手が伸び、サギが捕われの身に・・・!こ、こんな時になんてマキナだ、くそっ!!
しかもサギのこころが奪われ、私も声が出せない!慌てるギロ&ミリィ。近くの制御マキナを操作して助ける事をミリィが提案。2人が真面目に話し合うシーンがもう・・・!全文掲載させて頂きます。
ミリィ「ねえ、ギロ?」
ギロ「なんだ?作業に集中しろ。」
ミリィ「判ってる。でも、まあ聞いてよ。」
ギロ「・・・。」
ミリィ「あなたとは喧嘩ばっかりだったわね。出会った時からずっと。」
ギロ「改まってどうした?黙って手を動かせ。」
ミリィ「ふふ、私、嫉妬してたのよ。サギの側にはいつもあなたがいたから。」
ギロ「・・・ぬしだって、ずっと側にいたろう。」
ミリィ「いたけど!でも私はサギを監視する側。あなたはいつもサギを守ってた。側にいたけど、でもまるで反対だったのよ。
何も考えずにサギを守れるあなたに私、嫉妬してたんだわ。」
ここでロックされていた制御マキナの扉が開き・・・。
ミリィ「ギロ、離れて。」
ギロ「何をしている、ミリィアルデ!?」
ミリィ「どうやら、この機関をロックするにはマキナが足りないみたいなの。私ならそのマキナの代わりになれる。・・・この
身体の事、今なら良かったって思えるわ。これで・・・私もサギを守れる側になれる。どうしたの?黙り込んで。
らしくないわね。こんな時はほら、細いぬでもそんな所には入りたがらないぞ!とかでしょ?ふふふ。じゃあね、ギロ。
私、あなたのそのぶっきらぼうなとこ大好きだった。今まで意地悪言ってごめん。さよなら、サギ。」
なんとギロが制御機関の中に自ら飛び込み、自分が犠牲になる事を選びます・・・!!
ちょっ・・・、ギロそんな・・・!!!待ってよ!!!
ミリィ「ギロ!」
ギロ「心臓にはわしがなる。マキナの代わりなら、わしにも出来るだろう?」
ミリィ「よしてよ!いくらあなたでもマキナと同調まではできないわ!私なら、うまくタラゼドと同調できる!」
ギロ「ぬしがやったところで、必ず同調できるとは限らんのだろう?それに、もし同調に成功してもタラゼドの一部となるんだ。
部品となったものは死ぬしかない。違うか?ミリィアルデ?」
ミリィ「・・・。」
ギロ「ならば、それはわしの役目だ。ぬしではない。」
ミリィ「どうしてよ!?」
ギロ「サギにはわしよりぬしが必要だ。そしてぬしにもサギが必要だ。それだけの事だ。そんな顔をするな。おあずけを
喰ったうりぞうでも今のぬしよりマシな顔だぞ。」
ミリィ「ギロ・・・。」
ギロ「ぬしとの戯れ合いもこれで仕舞いだ。」
ミリィ「待って!ギロ!」
ギロ「ぬしの事、わしも嫌いじゃなかったぞ。さらばだミリィアルデ。サギの事、頼む。」
無情に扉が閉まって・・・。ギロ・・・!!!
ミリィ「いやあああ!ギロォーーー!!うう・・・う・・・。う・・・、えッ・・・えッ・・・。ギロ・・・、うう、ギロォオ・・・。」
サギは無事に解放されたようで、ここでミリィの元へ寄ってきてくれます。
サギ「ミリィ・・・。」
ミリィ「サギ!ギロが!ギロがあ!!わあああぁぁ!!」
サギ「あいつに捕まっていた時も意識だけはあった。全部見てたよ・・・。」
ミリィ「うううう・・・うう・・・。」
サギ「もう泣かないで、ミリィ。僕には判る。ギロはきっと生きてる。あいつのしぶとさはミリィだってよく知ってるだろ?さあ、
急いでここを脱出するんだ。でないと、ギロがした事が無駄になってしまう。」
ミリィ「・・・うん。」
サギ「さあ、行こう!」
もう私もミリィ並に大泣きですよ。なんでギロが犠牲に・・・!そりゃミリィが犠牲になるのも嫌だけど、まさかギロが・・・。思い出しただけでまた泣きそうです、私・・・。やっぱりギロは2人の保護者だったんだね。身を呈してまでサギとミリィの事を・・・。
サギは一度閉まった扉の中に入って、ギロを調べる素振り。そして再び閉まった扉はもう開かなくなってしまいます。操作盤を調べても反応無し。「わしに構わず早く行け、とギロに言われているみたいだ。」のメッセージウインドウが辛い・・・!!
ギロとの悲しい別れを振り払い、ミリィと共に出口に向かって駆け出します。
・・・あっ、ここの扉、開かない!!
サギ「開かない・・・!?爆発の衝撃で!?くそッ、このままじゃ!」
ミリィ「サギ!敵が来てる!!まだ開かないの!?」
サギ「開いた!こ、こいつらッ!!」
敵に囲まれ絶体絶命!くそ、こんな所で・・・!
と、ここで辺り一面に炎の衝撃波が!あ!あんたは!!
サギ「ヒューズ!?」
ヒューズ「どこまでも追うと言ったろう?サギ。ここは俺が引き受ける。お前達は先に行け!!」
サギ「でも!」
ヒューズ「でもじゃねえ!!!」
ヒューズは無理矢理2人を扉に押し込み、その扉をロックしてしまいます・・・!
サギ「ヒューーズーー!!」
ヒューズ「さあて・・・。俺の拳がどこまで持つか、試してみるとしようか!!うおおおおりゃぁぁぁぁ!!!」
ヒューズが助けに来てくれたのは本当に嬉しかった。でも、炎の衝撃波を見た時、私は「ギロだ!ギロはやっぱり生きてたんだ!!」と思った訳で。
だから目の前に現れたのがヒューズと判明した時はガッカリ感の方が大きかったんだよ、実は。タラゼド脱出までに、絶対ギロは私達のところへ戻ってきてくれるはず。そう信じて歩を進めます。
司令室に到着。でもここでも扉がロックされていて・・・。
サギ「行き止まり!?シャッターが閉まってる!」
ミリィ「どうするの?サギ!?他に道は無いの!?」
ナスカ「大丈夫、今開けてあげる。」
サギ「ナスカ!?」
ナスカ「少し・・・掛かるよ。こいつは中々手強いロックを掛けてあるから・・・。よし。」
ミリィ「開いたわ!」
サギ「ナスカも一緒に脱出しよう?」
ナスカ「・・・ダメなんだ。こいつの入力をやめるとまたシャッターが閉まる。いいから先に行って。」
サギ「それじゃあ!ナスカはどうするんだよ!?」
ナスカ「タラゼドの事は僕の方が詳しい。脱出路だって知ってるさ。君達を逃がしたら僕もそこから脱出する。だから、先に行って。」
サギ「・・・判った。きっとだよ?」
ナスカ「・・・うん。」
そして2人は無事に脱出。ナスカも早く逃げろ!
ナスカ「脱出路、探してみるかな・・・。もしかしたら、本当にあるかもしれないよね。」
・・・!!う、ウソだったの・・・!?
この兄弟も身を呈して私達を逃がしてくれるなんて。
なんてカッコいいんだ・・・!!ブラコンなんて言ってごめん!!
発着場に着くも、スフィーダがない・・・!絶体絶命のピンチに、ミリィが爆発の衝撃を受けて地上へまっ逆さまに!慌ててサギが飛び出し、なんとかミリィを抱えるもののどうしようもできず・・・。
ミリィ「サギ・・・。」
サギ「ミリィ・・・!」
ミリィ「私達・・・、死んじゃうの?」
サギ「判らない・・・。」
ミリィ「サギ!離さないで・・・。」
ここで来た!スフィーダ〜〜〜〜!!!
サギ「スフィーダ!!」
ミリィ「助かったの・・・?」
ヴァララ「無事かい?僕ちゃん。」
サギ「ヴァララ!?どうして!?」
スフィーダ船員「いやね、この人がサギさんを助けに行くから、船を出せって聞かないんですよ。」
ヴァララ「へ、変な言い方するんじゃないよ。あたしはただ――――僕ちゃんを助けるっていう仕事をしようと思っただけさ。」
サギ「ヴァララ・・・。」
ヴァララ「勘違いするんじゃないよ?これも仕事さ。」
サギ「仕事でもいいさ。・・・有難う!ヴァララ!帰ろう、ミリィ。みんな待ってるよ。」
ミリィ「はい!」
やっぱりヴァララはいい人だ!「仕事だよ!」と照れるヴァララがカワイらしかったですvvv
しかし見事なまでのツンデレキャラだな(笑)!ミリィもツンデレだしね(笑)!
でも結局ギロは戻ってこず。・・・やっぱりギロはタラゼドの一部になって・・・。