雲の大風穴〜ネロの館


  ミリィ「ここは・・・。」
  ギロ「ディアデムの大風穴だ。・・・戻ったようだな。」
  ミリィ「どうなったの!?ワイズマンは!?」
  ギロ「ミリィアルデ、頭を切替えろ!今はディアデムに戻っておる!!」
  サギ「セルシカさんは!?」
慌てふためく3人の前にナスカのマキナアルマが再度仕掛けてきます。
く、くそ〜!こっちの足元見やがって・・・!
でもまたしてもやられてしまい・・・。や、ヤバい、ピンチだ・・・!
  ギロ「ダメだ、あやつには勝てん!」
  レイドカーン「サギ、こっちだ!!」
あっ、レイちゃん!無事だったんだ、良かった・・・。むむ、どうやら策があるようですね。
レイドカーンの指示に従い1度退く事に。
  ギバリ「よし、いいぞ!野郎にぶち当ててやるんだ!」
大風穴の風を利用してマキナアルマを足止め!よっしゃ、今の内に退散〜!

シーンは変わりましてエルナトの訓練場。
  ラムバリ「レイドカーン王、申し訳ありません・・・。騎士を束ねる者がこの体たらく。」
  ギバリ「親父!しっかりしてくれ!親父!!」
  ラムバリ「騒ぐな!!・・・お前も騎士だろう!?」
  ギバリ「けどよ・・・。」
  レイドカーン「ラムじい、じいのおかげで僕はこうして立っていられる。・・・有難う。」
  ラムバリ「勿体無いお言葉。王の盾となるのは騎士にとって当たり前の事・・・。」
  レイドカーン「ごめん・・・、僕もしっかりする。じいに負けないくらいに!」
  ギバリ「親父・・・、親父・・・。」
  ラムバリ「泣くなギバリ。騎士が泣いたら、ディアデムの雲が濃くなる・・・。濃い雲は・・・、大戦の・・・前触れと・・・いう言い伝えを・・・、
        うッ、ごふっ。」
  ギバリ「親父、死なないでくれ、親父!」
  ラムバリ「ギバリ・・・。これからはお前が王の盾となれ。いい・・・な・・・。」
  ギバリ「最期まで迷信か・・・。ふざけやがって、ふざけやがって!うおおおーーーーッ!!!!」
ああ・・・、やはりラムバリお父様とセルシカは死んでしまったのね・・・。セルシカを看取る事は出来なかったけど、目の前で逝かれるのも辛いです・・・。
そうか、ギバリは14歳にしてお父様を亡くしてしまったのね・・・。バテンのキャラは辛い過去を背負っている人が多いな・・・。
そして騎士を辞めた真意も判明。王の間に移ります。
  ギバリ「レイちゃん・・・、俺は――――。」
  レイドカーン「言わなくていいさ。判ってる。」
  ギバリ「じゃあ早速騎士達を集めよう、セルシカと親父の仇を取るんだ。」
  レイドカーン「その必要は無い。」
  ギバリ「え?」
  レイドカーン「騎士達は集めるよ。大風穴を取り戻す為にね。もちろんセルシカとラムじいの仇も取る。必ずね・・・!!でもギィ、
          お前がそれをする必要は無いんだ。」
  ギバリ「どういう事だよ?レイちゃん!?」
  レイドカーン「理由を言う必要も無い。王として命ずる。ギバリ、騎士を辞めナシラに戻れ。」
  ギバリ「レイちゃん!」
  レイドカーン「僕は今王として話している。これは命令だ。ギバリ。」
  ギバリ「なんでだ!?判らねえよ!レイちゃん!!」
  レイドカーン「・・・。」
  ギバリ「・・・判りました。レイドカーン王がそう仰るのなら。」
  レイドカーン「判ったら早く行くんだ。・・・ナシラは任せたぞ。」
  ギバリ「サギ、世話になったな。後の事頼むぜ?」
  サギ「ギバリ・・・。」
  ギバリ「レイちゃん!俺達は親友だよな!?」
  レイドカーン「・・・。」
レイちゃんから返事をもらえないままギバリはナシラへ。
そうかレイドカーンから言い渡されたのか・・・。ギバリもレイドカーンも辛そうだったな・・・。
でも私には「ギバリの事が本当に大切だから突き放すんだろうな」ってしっかり判りましたから!ギバリはまだ子供だから、そこまでは思ってなかったかもしれないけど・・・。
そしてやっと返事をもらえました、バアルハイトの件です。うわ、すっかり忘れてた・・・(←おいおい)。
  レイドカーン「ディアデムは対バアルハイトに協力する。そうネロ殿に伝えて欲しい。」
  サギ「判りました、必ずお伝えします。」
  レイドカーン「うん。頼む。」
この後、私が質問を投げかけるんだけど、その時の選択肢が
  ・ギバリ君のこと・・・
  ・行きましょう
とか出るの!!!「ギバリ君」って言ってるよ私・・・!!!激烈萌えました(笑)!!!ええ、もちろん前者を選択ですよッッvvvvv
で、レイドカーンの回答がまたゴイスー萌えで・・・vvv
  サギ「あれでよろしいのですか?ギバリの事・・・。」
  レイドカーン「・・・。僕はギィを失う訳にはいかないんだ。もしまた僕が危険な目にあった時、きっとギィはラムじいと同じ事を
          するよ。あいつだけは特別なんだ・・・。失いたくないんだ。ふ・・・。こんなんじゃ王としては失格だね。
          ラムじいが生きていたら、きっと叱られているだろうな。」
  ミリィ「そんな事・・・。誰だって大事な人を失いたくない・・・。」
  レイドカーン「・・・有難う。」
「ファミ通」で見たあのセリフここで出たーーーーーーーーッッ!!!
もう完全なるプロポーズ(笑)!ラブラブじゃねーか!やっぱギバレイは公式カプなのか!!?
精霊大興奮のままネロに報告。
  ネロ「私だ。状況はどうなっている?」
  サギ「レイドカーン王の協力は得られたのですが、残念ながらマキナ化は止められませんでした。影が現れた事もそうですが、
      ここでもマキナアルマにやられた形です。」
  ネロ「遺児が!?・・・そうかディアデムにもか。」
  サギ「遺児?」
  ネロ「いや、なんでもない。こちらの事だ。任務ご苦労だった。こちらで詳細を聞かせてくれ。」
  サギ「はい。」
「なんでもない」ってそんな事ないでしょーが軍務官!「遺児」ってバアルハイト軍も何度か口にしてたし。
おっと、王家の鏡をレイちゃんに返さなくちゃ。ここでもまた萌発言するレイドカーン!!
  レイドカーン「あれ?王家の鏡じゃないか!これ、サギ達が持っててくれたのか。」
  サギ「ええ、雲の道で見付けました。」
  レイドカーン「そうかあ。じゃああの時ギィが・・・。これは母上の形見でね。見付かって良かったよ!でもね、僕はこれをギィに
          渡した。ギィだから渡したんだよ。ギィがなくしてしまったのなら、それならそれで仕方ない、
          そう思っていたんだけどね・・・。ごめん、こんな事話すつもりじゃなかったのに。とにかく!見付かった事は素直に
          嬉しいよ。有難う、サギ。」
ギバリを心から愛している事を吐露(←すげー妄想)。こんなセリフの羅列はいかん。ギバレイ熱が更にヒートアップしちゃうっての!ナムコも意味深なセリフばっか言わすなよー!「深い男の友情」よりもあっち系に頭がいっちゃうってーの(笑)!!
でも前作では、ディアデムの騎士から「団長だってお前ならば務められる筈だ」って言われてたじゃない?14歳で団長になるって事はまずないだろうから、きっとあの後また騎士に返り咲くんだよ。レイちゃんからお誘いがあって(笑)vvv「もう一度僕の右腕となってくれないか、ギィ」とかあったら萌えるな〜〜vvvで、その後小説『嵐の城』でのような事があって、レイドカーンからのプロポーズ(例の「私のそばにあれ、ギバリ」ってヤツね)を今度は直接受けながらもまた漁師に戻る、とか。完全なる妄想ですが(笑)。

妄想に浸りつつアルファルドへ帰還。早速ネロの館へ。今回の出来事を軍務官に報告。
  ネロ「では今はまだマキナ化をはじめる段階に入っただけ、と言う事だな?」
  サギ「はい。レイドカーン王をはじめ騎士達が動いており、完全マキナ化を阻止する構えです。軍務官、バアルハイトの動きは
      予想以上に迅速です。今回もナシラと雲の大風穴の2つを同時に占拠されました。」
  ゲルドブレイム「君の言うとおりだよ。敵の動きは非常に早い。ネロ様、サダルスウドにもすでに兵が送られているとの情報が
            入っております。」
  ネロ「サダルスウド・・・。ゲルドブレイム、君はどう考える?」
  ゲルドブレイム「非常に危険ですね。サダルスウドは現在領主が不在。ロドルフォと言う小成金がその座を狙っております。
            バアルハイトにおいしい話を掛けられれば、すぐに転ぶ輩ですよ。」
  ネロ「ふむ、私の精霊も同意見のようだ。ロドルフォを放っておくのは危険だと言っている。サギ、君の精霊はどうだ?」
ロドルフォってあの小心者の事でしょ?器の小さい男だし、そんな大したヤツじゃないと思うけどね〜。前作をPLAYした身としては。
  サギ「アサコはあまり危険だとは感じてはいないようです。」
  ネロ「そうか・・・。しかしサダルスウドを放っておく訳にはいかん。ロドルフォと言う男と接触し、マキナ化に協力するようなら
      それを阻止するんだ。」
  サギ「判りました。」
  ネロ「頼んだぞ。」
  サギ「・・・はい。」
  ネロ「どうした?何か言いたそうな顔だな。構わん。言ってみろ。」
  サギ「軍務官は影の事、本当はなにかご存知なのではありませんか?シャナトやヴァララ達は遺児と呼んでいます。
      それにマルペルシュロとか・・・。」
  ネロ「どこで聞いたのかね?」
  サギ「彼らがそう言っていたんです。・・・軍務官も遺児と仰っていましたね?」
  ネロ「ディアデムからの通信の時だな?私とした事が迂闊だった。」
  サギ「やはり、なにかご存知なのですね?」
  ネロ「・・・判った、話そう。いや、もっと早くに話しておくべきだったか・・・。」
会議室に通されネロから話を聞くことに。今回はサギもしつこいほどに食い下がりましたね、偉い!
  ネロ「君達は古の神々の戦いの話を知っているか?」
う〜ん・・・。戦いがあったって事は知ってるけど、どういう戦いだったか、ってのは知らないな・・・。
  サギ「そうだよね。僕も言い伝えだって事くらいしか知らないよ・・・。」
  ネロ「ただの言い伝えではない。神々の戦いは実際にあった事だ。」
  ミリィ「私も魔法学校で習いました。今から千年近く前、神々による争いがあったって。確か記録として残っていると
      きいています。」
  ネロ「そうだ。ドゥールに住む土の民と言う種族が記録に残している。今から千年前、神々の時代、邪神マルペルシュロが
      反乱を起こし、それは始まった。邪神は闇の眷族共を召喚し、世界を自分の思うようにしようと企んだ。そして他の神々は
      滅ぼされ、大地は荒れ果て、世界は闇に包まれた。だが、世界はそれで滅びはしなかった。土の民の先祖によって邪心は
      倒され封印されたからだ。ところで、君達はこの世界の大陸がなぜ空に浮かんでいるか、考えた事があるか?」
あれでしょ、神を封印したあの黄金色のマグナスのお陰でしょ?・・・と言いたい所だが、それを言っちゃあおしまいよって事で
黙っておく(笑)。
考えた事ありませ〜ん(←棒読み)。
  サギ「僕はそういうものだと思って暮らしてたけど・・・。」
  ミリィ「私も。」
  ネロ「大陸は神の力で浮いているのだ。邪神マルペルシュロを封印したエンド・マグナスの力でな。」
出た!エンド・マグナス!ここでようやく前回の話に追いつきましたね。
  サギ「エンド・マグナス?」
  ネロ「土の民の先祖は邪神の亡骸を5つのエンド・マグナスに分け、各大陸へと封印した。汚れた大地から切り離し、
      神の力で空に浮かべる為に。」
  サギ「その話があの怪物となにか関係があるのですか?」
  ネロ「エンド・マグナスとなったのはその身体の一部。残りの部分はどうなったと思う?」
え・・・?もしかして捨てられた・・・?
  ネロ「そう、バラバラにされた邪神の最も力の強い部分をエンド・マグナスとして封印、残りは邪神再生の恐れから世界各地に
      バラバラに捨てられた。あの怪物は千年前に捨てられた邪心の欠片なのだ。」
  サギ「――――!!」
う、うそっ!?そう言われれば確かにエンド・マグナスになったのは頭、胴、胸、手、足の5つのパーツのみだったな・・・。
他の部位は捨てられていたなんて・・・!!
  ネロ「正確には邪神の欠片が生物達に寄生したものだ。寄生する前の欠片に大した力はないからな。」
  サギ「それではバインさんもセルシカさんもその邪神の欠片に寄生されていたと?」
  ネロ「そういう事だ。欠片だけでは再生はできないが、他の生物を宿主とする事で千年の時を経て再び復活したのだ。
      邪神の覚醒は宿主の精神状態で決まる。辛い気持ち、悲しい気持ち、そんな負の感情が邪神を呼び覚ますようだ。」
むう・・・。バインは帝国に与えられた仕事の辛さに仲間を失う悲しさ。セルシカは目の前で信頼する人を殺された辛さと悲しみ。確かに精神が不安定の時に影に変貌したからな・・・。
じゃあボテン湖に現れたあの影も人間だった・・・?あっ!村長の娘が心配していた帝国の兵士!!あの人だけ見付からなかったと言う事は、影になってしまった、と言う事か・・・。
  サギ「寄生された人を助ける事はできないんですか?」
  ネロ「無理だろうな。あらかじめ宿主が判っていればいいが、それが判る時は怪物となって現れた時だからな・・・。」
  サギ「・・・。」
  ネロ「私が話せるのはこれくらいだ。これで気が済んだか?」
  サギ「・・・はい。」
ネロからマグナスを数枚貰い、次の任務へ。
行き先は「辺境・サダルスウド」!!


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