廃船ナオス〜ネロの館


翌朝、甲板にて。
  ティスタ「みんな揃ったな。目的は1つ、ワイズマンだ。真っ直ぐに奴を目指す。」
  ペッツ「けどよ、クヤムの連中とは一戦交える事になるだろう?」
  ティスタ「ああ、竜達の力を借りたという噂も聞く。・・・簡単ではないぞ。」
  ピエーデ「できるだけそうならないように願いたいわね。」
  ティスタ「その通りだ。ワイズマンさえ倒せばみんなも正気に戻るだろうからな。」
  ペッツ「・・・そろそろ行こうぜ。」
  ティスタ「ああ、行こう。」
竜・・・。あちらも新戦力を加えたという訳か。
クヤムに着くも誰も居ない・・・。
どうやら儀式を始めてしまっているようだ!クヤムの先にある「アトリア」という地を目指し急ぎます。
到着したのは「戦場アトリア」。もしかしてこの戦場って、OPムービーの・・・?
空には竜が飛び交い、地上ではクヤムの住民が襲い掛かってきます。
くっ、こっちが相手にしたいのはワイズマンだけなのに・・・!!さすがに竜は強かったが、住民はそれほどでもなかった。こころの力はこちら側の方が強い?やはり闇の眷族の力を得たから・・・?
だがクヤム側も執念深くこっちを追い詰めてくる!うわわっ!囲まれちゃったよ・・・!!
  ペッツ「どんだけ相手すればいいんだ!?連中の眼、普通じゃないぜ。完全にイっちまってる。」
  ピエーデ「ワイズマンに踊らされているのよ。こころの力に呑まれて!」
  ティスタ「ワイズマンはどこだ!?どこにいる!?」
  ポルコ「く、来るよ!囲まれちゃうよ!!」
  ティスタ「みんな固まれ!離れるんじゃないぞ!!」
  ペッツ「おいマーノ!どうした?おい!!」
  サギ「う、くッ・・・。いたッ、・・・うぐ・・・ああうわあああぁぁ!!」


例の頭痛により現代に戻され、マキナアルマ・レイと対戦。まあコテンパンにやられまして。
  ヴァララ「今なら見逃してやれる。命までは取らないからどこへでも行きな。さあ、遺児の回収をしな!
        残りはマキナ化の続きだ。ぼやっとしてるんじゃないよ!」
  ギロ「戻ろう、今のわしらではあやつらに勝てん・・・。」


すごすごと戻る事になるんだが、サギがいきなり私に突っ掛かってきます。
  サギ「なんなんだ・・・。」
  ミリィ「え?何か言った?」
  サギ「なんなんだ!!精霊って!!アサコ!伝説の精霊憑きだって!?そんなの・・・何の力も無いじゃないか!
      あのマキナアルマにもまるで歯が立たなかった。今までも・・・ディアデムだってサダルスウドだって、
      アヌエヌエだって!!」
  ミリィ「サギ・・。」
  サギ「別に力が欲しい訳じゃない!でも、大事な時に何もできないのなら!!精霊って何なんだ!?
      誰にも証明できない!!僕の妄想なのか!?」
  ギロ「アサコはよくやってくれておる。ぬしが一番判っておるだろう?」
す、すいません・・・。不謹慎ですが超はあはあですよ・・・vvvvvぎ、ギロが私の事認めてくれてる〜〜〜〜〜〜〜っっっvvvvvvvvvvとても重いイベントなのに、顔がニヤけちゃって大変でしたvvvvv
  サギ「・・・。だけど!だけど・・・、アサコ。君は一体何なんだ!?」
そう言われても・・・。私は精霊です、としか答えられませんよ・・・。
  ギロ「サギ、その辺にしておけ。ぬしが信じてやらなくて、誰が信じる?行くぞ、ミリィアルデ。コレルリに落ち枝を貰いに
      行かなくてはな。」
  ミリィ「ちょ、ちょっとギロ。サギ、行きましょう?」
  サギ「・・・。」
ちょっと、どころではないな。かなり険悪ムードになりつつコモ・マイへ。
皆さん「旅日記」には目を通してます?かなり萌え内容満載ですよ!
 ・ミリィの日記
  「サギが心配。そしてアサコ、あなたの事も。それなのに、あのポンコツ人形のあの態度!何だってのよ。
   もっと優しくしてあげればいいのに。そういう薄情な人形なのよ。」
 ・ギロの日記
  「サギとアサコの事はわしなんかが口を出す事ではない。二人で解決せねばならん事だ。」
ミリィもギロも優しいなあ・・・vvvvv態度は全く違うも、2人とも気遣ってくれて、本当に嬉しく思います。
コモ・マイでコレルリに報告です。

  サギ「申し訳ありません・・・。マキナ化を止める事が出来ませんでした・・・。」
  コレルリ「いえ、私達の認識が甘かったのです。あれほど素早い動きをするとは思ってもいませんでした。」
  サギ「彼等はディアデムをはじめ、他の大陸でもマキナ化を進めています。改めてお願いします。
      対バアルハイトにご協力頂けませんか?」
  コレルリ「いえ、私達は独自に彼等の対応をします。協力には応じられません。」
  サギ「そうですか・・・。ではせめて落ち枝だけでも譲って頂けませんか?」
  コレルリ「話は終わりました。帝国軍の対応で忙しいのです。どうぞお引取り下さい。」
  ミリィ「コレルリ様・・・。」
  コレルリ「落ち枝を守る衛士を呼び戻しなさい。全力でバアルハイト軍の対応にあたるのです。」
  衛士「しかしそれでは落ち枝を守る者がいなくなりますが・・・?」
  コレルリ「急ぎなさい。」
  衛士「はっ!すぐに向かわせます!」
  コレルリ「その間に落ち枝がなくなったとしても・・・、それは仕方の無い事でしょう。」
  ミリィ「コレルリ様!」
  コレルリ「まだいらしたのですか?これ以上は話すことはありません。さあ、お引取りを。」
コレルリ様有難う御座います!国のしきたりからして前向きに対応は出来ないみたいだけど、心の中では私達に全面協力してくださって!
本当に感謝です!!
さて、落ち枝を取りに群生大樹へGO!・・・って時にまたミリィが別行動宣言を。
町を出る際に戻ってくるんだけど、この時のやり取り時のギロ萌えvvvvv
  ギロ「なんだミリィアルデ。戻ってきたのか?もう戻らんかと思っておったぞ。」
  ミリィ「・・・ごめん。」
  サギ「ギ、ギロ!そんな事思ってないよ。さ、行こう?ミリィ。」
  ミリィ「・・・うん。」
  ギロ「急にしおらしくなりおって。調子が狂うな。」
ミリィはやっぱりスパイなんだろうか?もしそうだと仮定すると、自分のやっている事が辛く感じているんだろうな。だからあんなに従順に。いつも口喧嘩ばっかだから、ギロも戸惑い気味でしたね。でもそんなギロにもはあはあ・・・vvvvv
コレルリの粋な計らいで、落ち枝GETに成功!これでスフィーダの修理が出来ます!やっと「どろりマキナオイル」を渡す事が出来る・・・!ステータス低下状態からやっと解放されるよ。ええ、アヌエヌエではずっとステータス赤状態でした(笑)。
オプでローロに落ち枝を手渡し(落ち枝といってもかなりデカい、想像以上だ・笑)、ホロ・ホロまで一緒に向かう事に。
  ローロ「これがスフィーダ!とっても綺麗・・・!最新のマキナですね?」
  スフィーダ船員「そうですとも。これより速い船は世界中探してもないでしょうね。」
  ミリィ「ほんとに直せるの〜?」
  ローロ「・・・自信、なくなってきました・・・。」
  ミリィ「いいのよ〜?諦めても。」
  ローロ「な、直せます!いえ、直してみせます!!素晴らしい材料に負けないよう頑張って直します!
       ローロ、一世一代の修理です!」
ミリィ最高(笑)。素晴らしい言い回しですね。
ローロは気合充分、昼夜通して修理をしてくれます。技師の血が騒ぐんだろう、やはり。

  ミリィ「サギサギ、起きなさいったら。」
  サギ「う、う〜ん。もう少し・・・。あと50数えたら起きるから・・・。」
  ミリィ「またそんな事言ってる。起きなさい!サギ!スフィーダが直ったわよ!」
  サギ「え!?ほんとかい!?ローロ!」
  ローロ「ええ、私の最高傑作です!早く来て、サギ!」
  スフィーダ船員「サギさん、このローロさんは本当に凄いですよ。たった1人でスフィーダを完璧に
            直してしまったんですからね!」
  ローロ「天の樹の落ち枝のおかげです。あれがなかったらとても無理でしたから。」
  サギ「ううん、凄いよ!ローロ!有難う!これで帝国に戻れる!」
  ローロ「お礼を言うのは私の方。これなら水車もきっと上手くいきます。有難う、サギ!」
  サギ「お礼ならコレルリさんに言った方がいいかな。あとユイフィーって人にも。」
  スフィーダ船員「さあ、そろそろ行きますか。軍務官もお待ちでしょうから。」
  ミリィ「そう言えばネロ様からの連絡、全然ないわね。」
  サギ「スフィーダは直ったんだ。戻ってから報告すればいいさ。」
  ミリィ「それもそうね。」
  サギ「それじゃ僕達は行くよ。ローロ、元気で!」
  ローロ「はい、水車が出来たらきっと見に来てくださいね!」
で、ミンタカに戻る時にスフィーダ内での会話が・・・!!
  ギロ「とんだ恋敵の出現だな。」
  ミリィ「恋敵?何の事よ、ポンコツ。」
  ギロ「隠すな。こりゃあ大変な四角関係だぞ。」
  ミリィ「四角関係?四って何よ、四って。仮にその中に私が入ってるとして、サギ、ローロ、後はだれなの?」
  ギロ「わしだ。」
  ミリィ「は!?」
  ギロ「いかんか?」
  ミリィ「いけなか・・・ないわよ。」

  ギロ「そういう事だ。」

      萌     死

ギロのサギに対するあの態度は「保護者」じゃなくて「愛」なのか!?「LOVE」なのか、ギロ!!?
えっ!?マジで!?ちょ・・・!待ってその展開・・・!!そんなギロってば・・・!本当にそうなの!?
と、こんな感じで悶えまくり&パニックでしたよ。文で表すのが難しいくらい慌てましたとも。
ギロ×サギ大PUSH(笑)!!もしかして、ギロって女性・・・?
頭が涌いたままミンタカ到着。ネロはまだ戻ってこないようなので、とりあえずゲルドブレイム宅で一休み。
  ミリィ「それじゃあネロ様から連絡があるまでゆっくりしましょうか。」
  ギロ「待て、ミリィアルデ。その前に・・・。・・・色々とあったからな。今までの事、これからの事、一度整理するのがいいだろう。」
  サギ「うん、僕もそれに賛成だよ。アサコはどう?」
そうだね、ホント色々あったからね・・・。私も賛成だよ。
  ギロ「まずは今までの事だ。ことの始めは皇帝暗殺だったな。」
  サギ「うん、あの時出会った男、あれはシャナトだった。あいつがオーガンを殺したんだ。」
  ギロ「バアルハイトの子飼いが皇帝を暗殺し、その罪をサギになすりつけた。ここまではいい。」
  ミリィ「でも、サギは暗殺の任務を受けてたんでしょう?わざわざシャナトが殺したのはどうして?そのままでもサギが
      その任務を果たしたはずでしょう?」
  サギ「・・・判らない。僕達が部屋に入る前に何か話していたようだけど・・・。」
  ギロ「謎の1つはそれだな。」
  サギ「うん。」
  ギロ「そして精霊憑きのネロから取り引きを持ち掛けられた。」
  サギ「でも、結局僕達はなんの役にも立たなかったね・・・。一つもマキナ化を止められなかったんだから。」
  ギロ「サギ、そう腐るな。確かに結果はそうだった。だが、各国の指導者達にマキナ化の危険を伝える事には成功したとも言える。
      あのマキナアルマに勝つのは容易じゃない。その上、マルペルシュロの遺児騒ぎだ。生き残れただけも十分だ。」
  サギ「そうだね、有難うギロ・・・。ごめん、僕うじうじしてて。」
  ギロ「慰めるつもりで言ったのではない。事実を話しておるだけだ。わしらはやれるだけの事はやった。
      あとはネロとバアルハイトの問題だと思うがな。」
もう、ギロったら素直じゃないんだから〜vvvvvこのツンデレがvvvvv
  サギ「それって・・・、軍務官の手伝いから手を引けって事?」
  ギロ「そうだ。これ以上はわしらの手に負える問題ではない。それに神の時代の事もそうだ。あれは遺児と――――。」
  サギ「僕に、関係している?」
  ギロ「・・・。」
  サギ「神の時代に飛ばされるのは、決まって遺児が倒された時だ。遺児の叫びが頭に鳴り響いて、気が付くと1000年前に
      飛ばされてる・・・。」
  ギロ「深入りするのは危険ではないか?・・・嫌な予感がするのだ。」
  ミリィ「・・・。」
  サギ「僕はまだ手を引くつもりは無い。」
  ギロ「サギ!?」
  サギ「遺児の事と、神の時代に飛ばされる事はよく判らない。でも、バアルハイトのする事は放っておけないよ。
      色んな大陸を見て判ったんだ。それぞれの国に特色があって、それぞれの文化がある。
      バアルハイトはマキナ化でそれを塗り潰そうとしてる。それってなんだか気持ち悪いよ。」
  ミリィ「もし・・・マキナ化が人の役に立つものだとしても?」
  サギ「だとしてもさ。」
  ギロ「気持ちが悪い・・・、そんな感情だけで死ぬ危険を冒すつもりか?」
  サギ「なにかするきっかけって、大体そんなものだろ?大陸の形を変えたり、こころの翼を抜いたり・・・。
      そんなの人がやっていい事じゃないよ。」
  ギロ「判った。わしはぬしに着いて行くだけだ。ぬしがそう決めたなら、わしも行こう、どこまでも。」
  サギ「ギロ!」
  ギロ「その代わり、後になって泣いたってわしは知らんぞ。」
  ミリィ「泣いたっていいじゃない。その時は私が慰めてあげる。私も行く。サギと一緒に行く。」
  サギ「ミリィ!」
ちょっと待った〜!私も、アサコもいるよ、サギ!
  サギ「有難う。みんな、有難う・・・。」
  帝国兵「ネロ様がお戻りになられました。皆様をお連れしろとのご伝言です。」
  サギ「判りました。すぐに伺います。よーし、軍務官の屋敷に行こうか!」
確かに考えれば、なんでシャナトが自ら皇帝を殺したのか・・・。
皆の言うとおり、そのまま暗黒部隊に任せておけばよかったのに。どちらにせよサギが追われる身になってた訳だし。
うーむ、よく判らん・・・。
ここで一旦セドナに行ってマグナス解放。「セドナの風車小屋」を復元したので早速中に入ったら、「あひるまる」というおまるがありまして、それを調べると
  
「なんだい?またがりたいのかい?・・・よせよ、アサコが見てる・・・。」
すいません、爆笑です・・・!セドナって何て面白い町なんだろう!!
爆笑しつつネロの屋敷へ。
  ネロ「アヌエヌエでは大変だったらしいな。力になれなくてすまない。精霊の奴にどやされたよ。サギを助けてやれとな。
      いや、本当にすまなかった。」
  サギ「いえ、なんとか無事に戻れましたから。それより、何かあったのですか?お忙しいと聞いておりますが。」
  ネロ「うむ、次期皇帝の件でな。明日審議を執り行う事になった。」
  ゲルドブレイム「明日!?急すぎる!」
  ネロ「いつまでも皇帝不在のままではまずいと言うのが元老院の建前だが、今や元老院のほとんどがバアルハイト派だ。
      流れが彼にある内に決めてしまいたいというのが本音だろう。彼はマキナ化政策だけでなく、遺児の件でも
      功績を認められているからな。」
  ゲルドブレイム「もしバアルハイトが次期皇帝に決まれば大変な事になりますよ。今はゲリラ的に行われているマキナ化も
            アルファルドの国策となれば規模も大きくなる。他国との争いが本格的に始まる事になるでしょう。」
  ネロ「その通りだ。だが、まだ次の皇帝が完全に決まった訳ではない。元老院や民の中にもわずかだがマキナ化を
      よしとしない者達もいる。明日の審議会でバアルハイトの野望の危険性を説ければいいのだが。」
  ゲルドブレイム「・・・難しいでしょうな。」
  ネロ「全ては明日決まる。皆ここまでよくやってくれた。有難う、感謝する。サギ、明日の審議には君も参加してくれ。
      必要な時は各国を回って見て来た事を元老院や民に伝えてほしい。」
  サギ「判りました。」
引き続きゲルドブレイム宅で休養。
明日か・・・。うーん、ネロはかなり追い込まれてる状況みたいですね・・・。本当バアルハイトが皇帝になっちゃったら戦争が始まっちゃうよ!
審議会で皆の考えが変わってくれれば良いけど・・・。


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