帝都ミンタカ〜久遠の村シェラタン
シーンが変わって金ピカのお屋敷。
帝国兵「バアルハイト様、シャナト様がお見えになりました。」
バアルハイト「通せ。」
むむっ、ここはバアルハイトの屋敷とな!?シャナトとはあの胡散臭いヒゲオヤジだ!
おや?シャナトが小さい子を連れてる・・・。大人しく鞠付きをし始めたけど、シャナトの娘なのかな?
シャナト「御用でしょうか?」
バアルハイト「どこにいたのだ?作戦時は待機しているように伝えたはずだが?」
シャナト「申し訳御座いません。大陸浮遊システムの調整に手間取りまして・・・。」
バアルハイト「・・・オーガンが殺された。」
シャナト「は?」
バアルハイト「帝国皇帝オーガンが死んだと言っている。」
シャナト「では、あの少年が?」
バアルハイト「違うな。作戦に当たった仕官の報告では皇帝は既に殺されたいたとなっている。それに例のリストも奪われたようだ。
おそらく、別な者の仕業だろう。」
シャナト「しかし誰であれよろしいのでは?皇帝の死は悪くない話かと・・・。」
バアルハイト「奴はまだ生かしておかなければならなかったのだ。まだ表に出る時ではない。ともかく、作戦は完全に失敗だ。
オーガンを死なせ、少年を逃がし、リストも奪われた。」
シャナト「追いますか?」
バアルハイト「よい。手は打ってある。」
シャナト「・・・。」
バアルハイト「君には、あの状況で少年がなぜ逃げ出せたのか、その調査を頼む。おそらくは・・・、ネロ、彼の仕業だろうが。」
シャナト「はッ!至急調べさせます。」
バアルハイト「もうひとつ、作戦中にアレが出た。」
シャナト「――――!!作戦に参加した兵は全てこちらのリストには載っていない者達です。」
バアルハイト「その通りだ。失われたリストに載る者・・・、だろうな。」
シャナト「確保は出来たのですか?」
バアルハイト「うむ、ヴァララという兵が確保したようだ。・・・とにかくオーガンの死で作戦を早める必要が出てきた。」
シャナト「ではディアデム、サダルスウド、始めてよろしいでしょうか。」
バアルハイト「アヌエヌエも同時に始めて構わん。急げよ?」
シャナト「はッ!おいで。帰りますよ?」
女の子を連れてシャナト退室。
しかしおかしいな。オーガンを殺したのはシャナト自身だけど、バアルハイトには伝わってない?シャナトの勝手な行動だった?
「大陸浮遊システムの調整・・・」とか訳の判らん言い訳してたけど・・・。奪われたリストってのもシャナトが持ち帰ったはずじゃあ・・・。
この皇帝殺しの一件、もう1つ裏で何かが絡んでる?
バアルハイト「精霊憑きか・・・。厄介なものに憑かれたものだな・・・。」
一方ハッサレーに向かうサギ一向。
ミリィ「素敵〜。これが空を飛ぶって気分なのね。ほらほら、ミンタカの明かりがとっても綺麗。あなた達も見てみたら?」
サギ「・・・。」
ギロ「・・・。で、小娘、なぜわしらについて来る?」
ミリィ「あ!ねえねえ、あれアザーの鉱山じゃない?すごい活気なのねぇ。」
ギロ「サギ、こやつを喰っていいか?」
サギ「ま、まあまあ。ねえ、ミリィ。僕達これからハッサレーのシェラタンに行くんだけど・・・。君はどこへ行くの?」
ミリィ「私?あなた達がシェラタンに行くんならシェラタンなんじゃない?」
ギロ「コラ、小娘!なぜわしらについて来る!」
ミリィ「助けてあげたのに随分な言い草ね・・・。まあ、いいわ。私ね、自分で言うのもアレなんだけど、帝国の大富豪の
一人娘なの。」
ギロ「まさに自分で言うのはアレだな。」
ミリィ「聞きたいんでしょ?」
サギ「ギロ、お終いまで聞こう?」
ギロ「判っておるっ。」
ミリィ「べーっだ!でね、いわゆる箱入り娘なのよね、私って。あとは大体判るでしょ?こういう場合、大抵家を抜け出す訳じゃない?
私もそれにならって家を飛び出して―――そしたらあなた達が面白い事になっているのに出くわして―――私、外の世界が
見たいの。ねえ、一緒に連れてってよ。いいでしょ?」
私は「いいとも!」と元気良く返答も、サギは「う、うん」と少々戸惑い気味でOK。
ギロは「いかん!」と完全にミリィを嫌っている様子で(笑)vvv
ミリィ「はい、決まり。これからよろしくね。あっ、ほらほら、話してる間に着いたみたいよ。さあ、シェラタンに出発〜。」
ギロ「なぜ許す!?サギ?」
サギぐったり(笑)。
ってかこのギロとミリィのやり取り超絶萌・・・!!!ギロの怒った顔が素敵すぎる〜〜〜〜っっvvvvv早速惚れ直しvvvvv
もう最高に笑わせて頂きましたよ。ギロ&ミリィのやり取りは今後も必見ですね!ギロはミリィの事「小娘」って言うし、ミリィはギロの事
「ポンコツ人形」って言うし!萌えますがな(笑)vvvvv
「旅日記」も必見ポイント!サギだけじゃなく、ギロとミリィが書いている日もありますvvv
そしてシェラタン港。
スタスタと1人で歩いてくミリィを見詰めつつ、ギロがグチを(笑)。
ギロ「知らんぞ、わしゃあ。」
サギ「ん・・・、いいじゃないか。彼女、本当は一人で心細いんじゃない?」
ギロ「心細い!?わしらがてこずった相手をあっさり倒しておいて心細い!?殺そうと思っても死なないタイプだぞ、あれは。」
サギ「ほら、助けてもらった恩もあるし。いつまでもうだうだ言うなよ?行こう、ギロ。」
言いたい放題のギロが超カワイイ・・・vvvvv
港を抜けて「イバラのヌサカン」へ。青い花が神秘的なイバラに覆われた森ですね〜。
サギ「あー、懐かしいなぁ。この匂い、随分久しぶりみたいな気がするよ。」
ギロ「うぅ・・・。わしはここは好かん。何だか気持ちが悪くなる・・・。」
と言ってうずくまっちゃうんですよ!
ごめんギロ!苦しいんだろうけども私はその格好に萌えた(笑)!!もう動作の1つ1つがカワイすぎだよ・・・vvvvvvvvvv
ミリィ「へえ、気持ちのあるマキナウィルなんて聞いた事ないわ。」
サギ「いや、ギロはマキナウィルじゃないんだ。」
ミリィ「そうなの?すっごく似ているけれど?」
サギ「まあ、ね。そうだ、紹介がまだだったよね。今更だけど・・・。僕はサギ。で、あっちがギロ。それと、もう1人、僕の心に
すんでいるのがアサコ。」
ミリィ「心にすんでいる・・・?」
サギ「そう、アサコの声は僕にしか聞こえないけど、間違いなくいるんだ、ここに。みんなは精霊って言ってる。精霊が憑くのは
珍しい事なんだって。」
ミリィ「精霊・・・ね。という事は、サギは伝説の精霊憑きって事ね。」
サギ「信じてくれるんだ!?」
ミリィ「ええ、なんだか信じられる。それに、あなたウソをつくようには見えないし。それとも・・・ウソなの?」
サギ「ほ、ほんとだよ。ねえ、アサコ?」
本当ですともー!私はばっちりサギの心にいますよー!
ミリィ「大丈夫、信用する。ふふふ、そうやって話すのね。よろしく、アサコ。」
よろしくミリィ〜!やっぱり挨拶をされると嬉しくなりますなvvv
サギ「アサコもよろしくって言ってるよ。」
ミリィ「ふふ、ありがと。」
ギロ「サギ、行くなら早く行くぞ。わしはとっととここを抜けたい。」
サギ「ああ、判ってる。あの、信じてくれて有難う。」
ミリィ「え?」
サギ「それからお礼もまだだったよね。助けてくれて有難う。」
ミリィ「ちょ、ちょっと、改まって言われるとなんだか照れ臭いじゃない。」
サギ「ううん、本当に助かったよ。有難う、ミリィ。」
ミリィ「・・・。」
サギ「よし、それじゃ出発だ。」
サギ「判ってる」とか言いつつミリィと話し込んじゃって・・・。この間ずっとギロはうずくまったままだったんですよ。
カワイかったけど、ちょっとかわいそうに感じましたよ・・・。サギの精霊だけども、どうしてもギロの方に眼が・・・vvv
いきなりシャウラが飛び掛ってきたんで戦闘。難なく勝利(笑)。
サギ「見たろ?ギロ。3人なら戦いの幅も広がるよ。」
ギロ「ふむ。それは認めるが、この小娘とんだ箱入り娘だぞ。子供をとられたオタマクジラでもあんなに暴れたりはせん。」
ミリィ「聞こえてるわよ?」
サギ「と、とにかく、これからは戦い方も考えていかなくちゃって事。さあ、先を急ごう。」
ここで正式にミリィが仲間となります。
しっかし本当に凄い箱入り娘で・・・。いわゆる「お嬢様」なんだろうけど、それにしては動きがスムーズで(笑)。
お嬢様があんなに飛び回るか?クラブを扱うか!?しかも二刀流!スーパーヒロインだ(笑)!
途中バルーンワニを破裂させつつ(笑)森を抜けます。
「古代豆の種」というクエストマグナスがポイントになるんだけど、これについてギロが萌発言・・・!
ギロ「あの豆は栄養価が高いとおふくろさんが言っておったな。」
おおおおおおふくろさーーーーーんッッvvvvvサギの母親の事を「おふくろさん」と呼ぶかギロ・・・!!!
激しい萌えの為、しばらく放心しておりました(笑)。
大きな穴の開いた場所に出ると2人が立ちすくんでしまい・・・。
サギ「・・・。」
ギロ「・・・。」
ミリィ「どうしたの?2人とも黙っちゃって。」
サギ「うん、ここはね僕とギロが出会った場所なんだ。まだ僕がずっと幼かった頃、ここに埋まってたギロを見付けたんだよ。」
ミリィ「埋まってた?ますますもって不思議ね。そう言えば、ギロはマキナウィルじゃないって言ってたけど・・・。」
サギ「そう、マキナウィルは帝国の造った人型機械兵器。ギロみたいに話しもしなければ、自分で考える事もしない。見た目は
なぜかそっくりだけどね。」
ミリィ「ふ〜ん。ねえ、ギロ。あなたはなんでこんな所に埋まってたりしたの?」
ギロ「好きで埋まっておった訳ではない。それにわしもサギに出会うまでの事は何も覚えておらん。だがな、ここに来るとなぜか
嫌な気分になる。なにか、辛い気持ちになるのだ。それだけははっきりしておる・・・。」
気を重くしつつヌサカンを抜けます。
そしてサギの故郷、シェラタンに到着!のんびりした雰囲気の漂う村ですね〜。あ、泣いてる男の子が。
チック「うわーん、ジーナ〜。」
ジーナ「どうしたのチック?また泣かされたの?」
チック「うん、ワッチョが僕の帽子を隠すんだ。」
ジーナ「あらあら、酷いワッチョね。でもね、チック。それくらいじゃ男の子は泣いたりしないものよ?ね?」
チック「・・・うん。ね、・・・ジーナの翼見せて?そしたら僕元気になるよ。」
ジーナ「もう、しようのない子ね。いいわ、ご覧なさいな。」
ジーナ、サギのお母様ですね!しかしジーナのこころの翼、すっごい綺麗・・・!!
二重・・・いや三重くらいかな?重なり合った翼が美しいです・・・。また色合いも素敵で・・・!青み掛かった半透明の翼!
こころの力が相当強いんでしょうね。いやあ、堪能させて頂きました。
サギも母親の翼を世界一と謳っております。確かにあれほど美しい翼は見た事ないですよ。自慢に思うのも判るってもんよ。
井戸のある民家の前で洗濯物を干しているジーナの後姿が。
サギ「・・・。」
ミリィ「あれ?あの人は・・・。」
ギロ「なにをためらっておる。ジーナに元気な顔を見せてやらんか。」
サギ「うん。」
ジーナ「今度はなあに?チック。お腹がすいた?それとも、また翼のおねだり?」
サギ「母さん。ただいま。」
ジーナ「――――!?サギ・・・。」
サギ「母さん!ただいま!母さん、僕帰ってきたよ。」
ジーナ「ええ、ええ・・・。判ってるわ。お帰り、サギ。」
サギ、ジーナに思いっきり抱きついてます。そうか、サギはお母さんっ子だったのか・・・。ま、マザコンとかじゃないよね・・・?
家に招き入れられ、雑談に華が咲きます。あれ?ギロは座らないの?
ジーナ「そう、今はアルファルドで働いているの。」
サギ「うん、支度金をたくさんもらってさ、ほらこんなに。使ってよ。ここも大変だろ?」
ジーナ「有難う、助かるわ。なにしろ育ち盛りの腕白揃いでしょ?ここも苦しくてね。ところで、そちらは?」
サギ「ああ、来る途中で知り合ったミリィ。アルファルドから旅をしてるんだ。」
ミリィ「はじめまして、おばさま。ミリィアルデです。急に押しかけたりしてすみません。」
ジーナ「いいのよ。気にしないで。でもサギがこんな素敵な女の子を連れてくるなんてね。ふふふ。」
ギロ「中身は腐っておる。」
ミリィ「聞こえてるわよ?」
ギロ、ナイス突っ込み(笑)。ここでなぜかギロは子供達の遊び相手をし始めます。うっvvvvvまた動きがカワイイじゃねーか・・・vvvvv
ミリィ「あ、あの、さっき広場で拝見したんですけど、とても綺麗なこころの翼ですね。」
ジーナ「いやだ、見てたの?あの子、翼を見るのが大好きでね、ああすると泣き止むのよ。まるでサギの幼い頃みたい。」
サギ「母さん!変な話しないでよ。」
ジーナ「はいはい、それじゃ私は夕飯の準備でもしようかしらね。ミリィアルデさん、ゆっくりしてってね。」
子供の遊び相手をするギロが、ここで一旦崩れるんですよ!壊れたフリですかーーーーーーッッッvvvvvvvvvv
それはもう激萌え燃えですよッッvvvvv子供達の良き遊び相手のようですね、ギロはvvv
また立ち上がる時の動作がふわ〜って・・・(悶絶)vvvvv
ここでミリィの為にシェラタン案内です。孤児院の目の前にあるバカデカい時計台を紹介。
ミリィ「ねえ、この建物なあに?ボロッボロだけど。」
サギ「大昔の遺跡だよ。みんな、イバラの時計台って呼んでる。噂じゃ神の時代の頃に造られた時計台って話だよ。」
ミリィ「見る影もないけど・・・。中には入れないの?」
サギ「うん、イバラだらけだからね。けど子供達は度胸試しだって上ったりしてるみたい。」
ギロ「ぬしもよく上っておったな。決まって1人で上って、日が暮れても下りてこぬ。ジーナがいつも心配しておった。」
ミリィ「そうなの?意外と度胸があるのね、サギ?」
サギ「うん、度胸って言うか・・・。ここに上るとなんだか落ち着くんだ。」
ギロ「小娘、上ってみたらどうだ?ぬしにも少しは落ち着きが出るかもしれんぞ?」
ミリィ「私は遠慮しとく。イバラで服が破れたりしたら敵わないもの。」
ギロ「根性無しめ。」
ミリィ「なによ?」
サギ「いい加減にしなよ、2人とも。」
ミリィ「ベーッだ!」
ギロ「フン。」
ここでも萌え燃え口喧嘩ーーーーっっvvvvvああ、やっぱりこの2人のやり取りいいなあ!萌えるよ、カワイイよvvvvv
翌日、サギの意外な一面が発覚!
ジーナ「サギ、サギ!ほら、起きなさい。」
サギ「う、う〜ん。もう少し・・・。あと50数えたら起きるから・・・。」
ジーナ「サギ!いつまでそうしてるの!お友達はもう起きて待ってるのよ!」
サギ「・・・はい。・・・ごめん、お待たせ。」
ミリィ「サギちゃんは甘えん坊さんなのね〜♪」
朝に激弱なのかサギ(笑)!!「あと50数えたら」って丸っきりガキじゃねーか〜〜(爆笑)!!
本日ものんびり過ごすサギ達。困ってる村人のお手伝いをしたりしながら平和な1日を過ごします。
村に駐在していた帝国兵を気にしている村長の娘が気落ちしているのが気に掛かるけど・・・。
2日目の深夜、孤児院の前でなにやら話し声が・・・。
少女「うん、ハッサレーの、そう、シェラタンという村。判ってる。でも、本当に彼が・・・、彼がそうなの?私にはとてもそうは――――、
誰か来る!また連絡します。」
んんっ?メッセージウインドゥには「少女」と出ていたけど、明らかにミリィの声だな、これは・・・。
孤児院からサギが出てきて私に話し掛けてきました。
サギ「ねえ、アサコ。これからどうしよう・・・。ここで孤児院を手伝うのも悪くないよね?」
うん、私はいいと思うよ。
サギ「うん、母さんにも楽してもらえるしね。」
でもミリィはどうするの?滞在しっぱなしはマズいんじゃないかなあ。
サギ「どうって・・・。ミリィといるとなんだか楽しいし、一緒にいられたらいいと思うよ。でも、ずっとここに留まってもらう訳には
いかないからね・・・。」
ミリィ「サギ?まだ起きてたの?」
井戸の脇からミリィ登場。・・・やっぱりさっきの話声はミリィか・・・。
サギ「なんだか眠れなくてさ。アサコとこれからも相談をしてたんだ。」
ミリィ「そう、実は私も。いろいろ考えてたら眠れなくなっちゃって。」
サギ「・・・。」
ミリィ「・・・。ねえ、サギ。お節介な話だけど、気になってた事があるの。あなた・・・どうして暗黒部隊にいたの?ハッサレー出身なら
帝国の為に働くなんてとてもできないんじゃない?ハッサレーの強制懲役。昔、魔法学校で習ったわ。アルファルドの街を
造る為にハッサレーの人達を無理矢理働かせたのよね。」
サギ「・・・その事を知ってるなら、判るだろう?なぜ、暗黒部隊に入ったか。」
ミリィ「・・・。」
サギ「みんなの仇を・・・。オーガンを討つ為さ。」
ミリィ「仇?」
サギ「そう、5年前のあの懲役でハッサレーの働ける者はみんな連れていかれちゃった。そして、その殆どが帰ってこなかった・・・。
孤児院にいるのは、帰ってこなかった人の残した子達なんだ。あの時の事を話す母さんはとても悲しそうだった。それで
決めたんだ。僕がみんなの仇を討つって。だから、僕はオーガンに近い所にいる必要があった。それにお金を稼ぐってのも
本当なんだよ。母さん1人でなんとかやっているけど、孤児院はボロボロ。暗黒部隊はエリートで給料も破格だからね。
帝国で一般兵やってた時とは大違いだったよ。」
ミリィ「サギ、・・・ごめん。私無理矢理喋らせちゃったみたい・・・。」
サギ「気にしてないよ。」
ミリィ「その事、おばさまは知っているの?」
サギ「言わないさ。そんな事話したら、心配されるか怒られるか、どっちにしろ止められたもの。」
ミリィ「・・・。」
サギ「それじゃ僕は戻るよ。おやすみ、ミリィ。」
ミリィ「おやすみ・・・、サギ。」
そうか、そんな事が5年前にあったのか・・・。アルファルドっていうのは昔から「自分達が1番」って思い込んでる地域だったのか・・・。
サギのお父さんもそうなのかな?母親の存在は大きく描かれているけど、父親に関しては全く話が出てこないし。
でもミリィ、ちょっと怪しいな・・・。まさか帝国のスパイとか・・・。さっきのは明らかに帝国に密告だよ。思えばヌサカンでサギに「有難う」って
言われた時に浮かない顔してたしなあ。自分のしている事の後ろめたさを痛感したのではないかと。
でもまた裏切られたりするのだろうか?サギは素直な良い子だから、カラスみたいな事は無いと思うけど・・・。しっかし今回はヒーロー&ヒロインの性格が前作と全く逆ですな(笑)。
ミリィにちょっと疑いが掛かり3日目の朝が明けます。