ミンタカ郊外〜ネロの館


ミンタカを抜け、ミンタカ郊外へ到着。
おや、普通の住宅街なんですね。20年後はここがゲルドブレイムの居城になっていたけど。
人がたくさんいる〜!そして中心を通る大名行列(←誤)。
  ギロ「ほう、盛大にやっておる。オーガンとか言う奴、民の評判は良かったようだな。」
  ミリィ「まあね。帝国がここまでになったのはオーガン皇帝のおかげだから。でも、これだけ人が多いのは別の理由もあるのよ。」
  サギ「うん、葬儀にしては皆浮かれているみたいだ。」
  ミリィ「そう、亡くなった皇帝を惜しむのと同時に、新皇帝が選ばれる事を楽しみにしているの。帝都の人は新しもの好きだから、
      次の皇帝が誰になるのか、皆注目しているわ。きっとそろそろ次の皇帝になる候補者の演説が始まるわよ。」
  ギロ「詳しいな、ミリィアルデ。」
  ミリィ「とーぜん。こんなの幼児部で教えられる当り前の知識よ。演説は向こうの広場みたいね。
      お目当てのネロ様もきっと出るわ。行ってみましょうよ。」
葬儀が無事終了し、人々がお喋りを始めます。
普通に、次の皇帝は誰かな〜?バアルハイト様だ!ネロ様だ!と口論しあってる人もいれば、ナンパする人あり(笑)、ネロ様に会いたい〜ん!と駄々をこねる女の子あり(笑)。
思わず「♪ジ・タ・バ・タするなよ」の歌詞が頭をよぎりました(笑)。
そして広場へ。早速演説開始。
  続行役員「次期皇帝候補、アザー地区総督及びマキナ化部隊司令―――、バアルハイト殿!」
  バアルハイト「我が同胞達よ!帝国の礎となるすべての国民よ!皇帝の死は悲しみをもって受け止めるべき事実だ。しかし、
           この葬儀を持つ為に帝国全国民がひとつになれた事は喜ばしい事ではないか?物事の終わりはすなわち
           始まりでもある。前皇帝が残したマキナ化政策の遺志を継ぎ、更に発展させ、帝国としての新たな一歩を
           踏み出す事こそが、亡き皇帝に報いるただ一つの手立てではないだろうか!その大役を担えるのはこの
           バアルハイトをおいて他にはないだろう。私が次期皇帝と選出された暁には、アルファルドの地の完全なる
           マキナ化を果たし、全ての大陸をこの大いなるマキナによって管理、支配する事を約束する!そして、こころの翼
           などという時代遅れのまやかしを捨て、国民全てに新しい世代の真の翼、飛翔器を頒布するだろう!
           我が同胞と元老院の方々の賢明なるご判断を期待する。」
度々群衆から歓声が上がる。うむ、人気のようだ。でもなんかなあ・・・。管理とか支配とか・・・。アルファルドの人達は自分が選ばれた
民だって事を完全に信じ込んじゃってるのが嫌なんだよねえ。
他の大陸はクズ、みたいな演説で。私は嫌だな、こんな皇帝。」
  続行役員「続いて次期皇帝候補、軍務官ネロ殿!」
  ネロ「国民よ!皇帝の死は私も遺憾に思う。しかし、今こうしている間にも帝国だけでなく、全大陸規模の危機が迫っている事を
      忘れてはならない!黒色の異形の怪物、正体不明のこの化け物の出現が各大陸で報告されており、その被害は周知の
      通りである。軍事を司る立場にいる者として、この怪物の脅威を見過ごす訳にはいかない。私は誓う!一刻も早く帝国を、
      そして世界をこの恐怖から守る事を!私と共にある、この精霊の名にかけて!!皆も名だたる帝国の民であるなら、
      この危機からの脱却に力を貸してほしい。以上だ。」
バアルハイトと違い、会場はシーン。・・・あれ?人気ないの?
  サギ「世界を守る・・・か。凄い事考えてるな。」
  ギロ「人気はイマイチみたいだぞ。」
  ミリィ「真っ直ぐな人だから。今のマキナ化流行りの帝国じゃネロ様の立場は弱いのよ。」
  ギロ「マキナ化?バアルハイトとやらも言っておったが何の事だ?」
  ミリィ「マキナ、つまり機械ね。マキナを使ってもっと便利な世の中にしようって政策よ。」
  ギロ「ほう。」
  サギ「ねえ、あの人も精霊憑きだって。アサコは何か感じた?」
うん、良い事言ってるよね。帝国の人とは思えない言動でいいな、って思ったよ。やっぱり他の大陸の事もきちんと考えてあげないとね。こころに響いたよ。
  サギ「へえ!精霊にしか判らない何かを感じたの?」
えっ!?そういう意味で聞いたのー!?いや、別にそんな訳で響いたんじゃないですが・・・(汗)。
  サギ「そういう訳じゃないんだ。まあ会ってみてもう少し話を聞いてみないとね。」
  ミリィ「じゃあネロ様のお屋敷に向かいましょうか。」
  サギ「うん。」
と会場を後にしようとする3人。だが、脇に置いてあった帝国のフライングポットがいきなり大爆発!
なにー!?何だーー!?惨状と化す会場。人々はパニック状態!
  サギ「な、何だ!?ミリィ!ギロ!平気!?」
  ミリィ「な、なんとか平気。」
・・・っておい待てーーーーーーーー!!!ぎ、ギロが居ないよおおおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!!!!
  サギ「ギロは!?」
  ギロ「うむ、平気だ。ぬしがわしの位置におったら間違いなく死んでおった。しかし物騒な所だな。一体何事だ?」
  ミリィ「無差別テロね。この間から多いの。帝都のやり方に不満を持った人達が暴力で主張を通そうとしてるのよ。」
良かった・・・、ギロが無事で・・・。ポッドの下から出てくるなんて思いもしなかったよ!しかも全然余裕ーーー(笑)!!ギロはかなり丈夫なもので造られたみたいですねーーvvvvv萌〜〜〜(←結局それか)vvvvv
会場で被害に遭った人達の救出活動をし、ネロの館に向かいます。
で、屋敷に着いた時にサギに質問されます。
  サギ「誰の使いで来たんだっけ?アサコ?」
   ・バアルハイト
   ・ワイズマン
   ・ネロ
   ・ケルトプレイム
   ・オーガン
   
・シェフチェンコ
   ・ゲルドブレイム
「ケルトプレイム」は引っ掛けだと判るが、なぜシェフチェンコ・・・!?なぜサッカーウクライナ代表の名が(笑)!?サッカー好きじゃなきゃスルーだよこのネタ!!バテンにはシェフチェンコって名前のキャラは居なかったと思うけど・・・。
どうせなら、「ベッケンバウアー」にすれば良かったのに(注・ご存知かと思うが、「皇帝」の愛称を持つサッカー選手です)。
余裕で正解し、中からゲルドブレイムが。歓迎を受け、ネロに謁見です。
  ネロ「ようこそ、少年。私はネロ。この国で軍務官を務める者だ。」
  サギ「はじめまして。サギといいます。それと――――、僕のこころに居るアサコです。」
  ネロ「まあそう固くならないでくれ。同じ精霊憑き同士だ。よろしく頼む、アサコ。この人形はギロだったな?聞いているぞ、
     影を簡単に屠ったそうだな。」
  ギロ「影?なんだそれは?」
  ネロ「君達が皇帝の館とハッサレーで遭遇した怪物の事だ。」
  ギロ「・・・耳が早いな。」
  ゲルドブレイム「言葉に気を付けたまえ。どなたを前にして居ると思っている?」
  ネロ「構わぬ。今はそんな状況ではない。」
  ゲルドブレイム「はッ、申し訳ありません。承知していたつもりだったのですが・・・。」
  ネロ「よい。なるほど、マキナウィルとはまるで違うようだ。で、そちらのお嬢さんは?」
  ミリィ「ミリィアルデと申します。」
  ネロ「ミリィアルデ・・・。どこかでお会いしたかな?」
  ミリィ「・・・いえ、ネロ様とは一度も。」
・・・ん?なんか引っ掛かるやり取りですな。ネロ様「とは」って!?他の人となら会った事がある、と受け止めちゃうんですけど。ミリィは帝国に通じているみたいだしなあ・・・。う〜ん・・・。
  ネロ「そうか、私も歳でな。少し耄碌(もうろく)したかもしれん。ハッハッハ。」
ネロの笑顔のグラフィックーーー!豪快に笑う姿に少し痺れました(笑)vvv
  ネロ「さて、皇帝の館の一件だったな。あらましは聞いている。率直に言おう。あの一件はバアルハイトの策略だ。彼は
      こころの翼や精霊といったものを嫌っている。この世から根絶やしにしたいほどにな。時期皇帝となる為に現皇帝を暗殺。
      その罪を精霊憑きである君に着せ、一度に葬る・・・。一石二鳥という訳だろう。」
  ギロ「だが、皇帝に手を下したのはわしらではないぞ。」
  サギ「そうです、皇帝はすでに何者かに殺されていました。」
  ネロ「今問題なのは、君にその容疑が掛かっているという事だ。そこでだ。ひとつ、私と取引をしないか?」
  サギ「取引・・・ですか?」
  ネロ「そうだ。私は君の皇帝暗殺容疑を記録から抹消する事が出来る。ハッサレーへの孤児院への援助も約束しよう。」
  サギ「孤児院?なぜそれを!?」
  ネロ「それくらいは調べた上での話だ。」
  サギ「条件は・・・何ですか?」
  ネロ「バアルハイトの野望の阻止だ。」
  サギ「野望?」
  ネロ「そうだ。彼は今帝国だけでなく全ての大陸のマキナ化を計画している。全大陸規模となれば、大陸間の戦争にも
      発展しかねん問題だ。それに彼は、君が皇帝の館で見たあの怪物、影の力も手に入れようとしているのだ。
      彼が開発したマキナアルマという機械兵器に影を取り込む事でな。」
  サギ「影・・・。それもお尋ねしたかったのです。あれについて、軍務官は何かご存知なのですか?」
  ネロ「・・・判らん。我々も全力で調査しているのだが、皆目判らんのだ。ただ、君も知っているように計り知れない力を持っている。
      それだけは確かだ。バアルハイトはその力を利用しようとしている。問題はそこなのだ。あの力を制御する者が
      現れたら・・・。後は想像できるな?それを防ぐ為にも、他の国の指導者達の協力が必要だ。君に頼みたいのは各大陸の
      指導者達に会い、バアルハイトの野望を止める援助を要請する事だ。」
  サギ「・・・なぜ軍務官自らがお立ちにならないのです?」
  ネロ「見ての通り、私の足は戦に取られてな。文字通り立てないのだ。だから信頼出来る右腕が欲しい。同じ精霊憑きの君なら
      信頼出来る。」
  ギロ「なぜ帝国の中だけで問題を解決出来ない?軍務官の立場を持ってすれば――――。」
  ネロ「マキナ化政策は前皇帝から引き継いでいる政策で、それなりの成果を挙げている。私一人の反対ではどうにも
      ならんところまで来ているのだ。精霊憑きとは選ばれた者だ。誰もが精霊とこころを通わす事が出来る訳ではない。
      しかし選ばれた者は、精霊の大いなる知恵と力を手に入れる事が出来ると言う。そう、世界の命運を左右するかもしれぬ
      ほどのな。我々は選ばれたのだ。サギ、共に世界を守ろう。」
  サギ「・・・。」
世界の指導者に会え、と!!つまりはレイドカーンとも会う事に!!来たよギバリっっvvvvv
即行「協力しましょう」を選択(笑)!!でも
  サギ「待ってよ、アサコ。すぐには決められない。軍務官、考える時間を頂けませんか?」
  ネロ「いいだろう。しばらく返事は待とう。私はこれから会議でな。すまないが失礼させてもらう。
      いい返事を期待しているぞ、サギ。」
  サギ「・・・。」
おいおい〜、ここでじらすなよサギ!!早くギバリに会いたいのに〜〜〜!!
ゲルドブレイムに部屋を宛がわれ、ゆっくりする3人。
  サギ「まだ考えがまとまらないんだ。休むのはあとにしない?」
  ミリィ「少し外をふらついたら?気分を変えないとね。そうだ、アザーなんてどう?あそこは活気もあるし、元気も出るわよ。」
  サギ「う、うん。」
  ミリィ「ほらほら、アザーはここからずっと南。ニハル砂漠の奥よ。さあ、行きましょ?」
完全にミリィが行きたいから、ですね(笑)。サギもミリィの勢いに押されてるし(笑)。
20年前のアザーはどんな感じなのかな。その前にニハル砂漠を抜けなあかんのか。懐かしのマップ、早く味わいたいな〜〜。
そういやミンタカに再上陸した時に、ギロはミリィの事「口の悪い小娘だ」って言ってたけど、口の悪さはお互いだと思うんですが。
ネロに対しても普通の口調だし(上記の通り敬語一切無し)、孤児院の子供達の事も「ガキ」呼ばわり(笑)(旅日記より)。でも、ガキといいつつもきちんと遊んでやってる姿がカワイイですvvvギロはカッコよくもあり、カワイくもあるたいへんオイシイキャラだと私は思いますね。
え?ひいき眼(笑)?


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